世界最速のインディアン

とにかく素敵な映画だった。
見ていて幸せな気分に浸れる。
登場人物たちがみな愛すべき存在として描かれていて、
ずっとこの世界に浸っていたくなる。


出色だったのは、
アンソニー・ホプキンス演じるバート・マンローが
長い旅路を経て、目的の場所にたどり着いたカット。
沈む夕日の美しい風景のなかで、
万感の思いの表情の素晴らしい演技。
こういう1カットこそが、映画の魔法なんだ。
ああ、素晴らしい。