スプートニクの恋人

スプートニクの恋人 (講談社文庫)

スプートニクの恋人 (講談社文庫)

村上春樹による村上春樹的な小説。
失踪、喪失、猫、井戸、不倫、日常から異世界へのスライド、
とこれまでのモチーフが山ほどでてくる。
誰かが、こうやれば村上春樹っぽい小説になるよ、という感じで書いたようにすら思えたし、
こりゃ、いつも通りに曖昧なまま終わるんだろうな、と読み進めていたら、ラストで驚いた。
まさか帰ってくるとは・・・