ベロニカは死ぬことにした

ベロニカは死ぬことにした [DVD]

ベロニカは死ぬことにした [DVD]

ここまで岩井俊二タッチの画作りをした映画を、あまり知らない。
たくさんのフォロワーを見てきたけれど、一番上手くやってると思う。
しかし、ここまで真似る執念はどこからくるんだろう。
これだけやれるテクニックがあれば、自分のスタイルを探れるだろうに。
不思議。


内容は、読んではいないが原作のほうが面白いと思う。
ギクリとするセリフに至るまでの描写と演出がされてないから、
言葉が浮き上がってしまっている。
きっと原作は、その間をうまく埋めていると思う。


文章をそのまま映像にすれば映画になるのではない。
そこが難しいところでもあり、映画作りの醍醐味なのだ。